埼玉県議会議員 宇田川ゆきお

ヒトツキ 令和4年9月「政調会」

2023/01/17

このたび、自民党県議団の政務調査副会長に就任をいたしました。

この役職は、よく「政調会」と略されていて、主に自民党の政策の取りまとめと調整を行う仕事です。

来年度の予算編成にあたり、74団体の要望のヒアリングを行い、自民党の令和5年度の政策大綱を創り上げていく、大変勉強にもなり、埼玉県全体の業界の課題が把握できる立場にさせていただいたことに諸先輩方、仲間たちに感謝です。

先輩方は、このヒアリングや政策大綱を毎年取りまとめ、自民党の骨格を作り上げていることは、とてつもない時間を積み上げているわけで、素晴らしい伝統であると感じています。政治に対する信頼は常に厳しい状況でありますが、結果でしっかりと納得いただけるよう努めてまいります。

そして、報道によれば、岸田首相は5年で人への投資を1兆円投じるとのことです。その中でもリスキング(学びなおす)については、私の関心が高いところです。

私も常に自分自身に何が足りないのかを考えながら、自分が未熟な部分は専門性の高い仲間やその分野に強い、専門家の先生のご助言をいただくようにしています。

企業価値を高めることがより一層強く求められる時代の中、個人としての価値をどのように高めるのかを自分自身で検討する時代でもあると思います。そういった意味で、個人の価値を高めるための補助金等の創設は、人生の老後の豊かな暮らしのきっかけを伸ばすことであると考えられます。

今後、子供のころからのキャリア教育が専門的に公教育に取り入れられるようになると、取り入れてない世代との間隙を埋めるためにも、各分野のリテラシーを補うための必要な措置が必要となってきます。

個人の価値が上がれば、企業価値も上がり、日本の経済成長とGDPの底上げにも寄与するものと思われます。オーストリアの経済学者であるシュンペーターは、「起業家の素質は生い立ちではなく、身につけられるものである」と述べています。どのような世代であっても論理的思考を涵養し、0から1を作り出せる能力を身につける教育を行う必要があります。自分自身の価値・スキルを伸ばすことができるチャンスが、誰にでもある時代を目指していきます。