埼玉県議会議員 宇田川ゆきお

ヒトツキ 令和4年10月「9月定例会と福祉3医療」

2023/01/17

9月定例議会が10月14日に閉会しました。しかしながら、決算特別委員会は11月4日まで行われました。すぐに12月定例議会なので、とても準備期間が短く、年末に向けて慌しい日々が続きます。

さて、9月定例会では、議員提案条例として、埼玉県防犯のまちづくり推進条例の一部改正をしました。

昨年6月に大宮、そして、今年6月川越でのネットカフェ立てこもり事件があり、見回りや指導が出来ない状況であったため、防犯に関する指導が出来る改正としました。今回は、即効性を重視し、今後は罰則も含めた範囲拡大と、より安全性を担保できるような制度設計を研究して、どこまで出来るのかチャレンジします。

また、本年1月、訪問診療をおこなっていた医師が患者であった故人の自宅を弔問に訪れた際に殺害される事件が発生した件で、1月定例議会において国への意見書(「在宅医療及び在宅介護従事者の安全確保を求める意見書」)の提出や議会での仲間たちの提案により、今議会にて、訪問看護における複数人訪問の費用助成が議決され、複数人で訪問できる埼玉方式の仕組みが実現しました。

そして、改めて粘り強く進めてきました福祉3医療費の県内全域での現物支給も実現いたしました。乳幼児医療費・重度心身障がい者医療費・ひとり親家庭等医療費窓口(令和5年1月から)での支払いが令和4年10月から必要なくなります。

しかし、これで終わりではありません。範囲の拡大や、国が行うべき助成制度に働きかけや全県で同じように年齢制限の統一、現役世代の経済的な軽減と子どもたちの医療に対する安全と安心、安定を実現できるようまだまだ粘り強く交渉していきます。

いずれにしても仲間たちとの取り組みは、着実に進んでいます。今後も引き続きヒトツキで振り返りながら報告していきます。