埼玉県議会議員 宇田川ゆきお

ヒトツキ 令和3年12月

2021/12/09

私たち議員は、日頃、皆様にお目にかかり政治への要望や疑問、不満などを伺い、そこから課題をみつけ、質問や提言・提案というかたちにして議会で発言しています。

これらは公の発言として議事録として残り、いつでも読み返すことができます。

一方、皆様とお話を伺う中で学んだこと考えたこと、気づきなど、その根底となった想いや事柄などは記録されることもありませんし表に出ることもありません。

しかし、私はこれらを残しておきたい。そして、見つめ直すことで、さらに自分の考え方や活動をブラッシュアップしていきたいと思っていました。

それをヒトツキという名前で書き留めていくことにしました。

このヒトツキは1か月という意味と、1か月の間で私にいろいろと教え、気づかせてくれた「人」の両方をかけています。

私の中で、このヒトツキのコンセプトはだいぶ前に立ち上げていました。しかし、「忙しい」という言葉に、責任を押し付けなかなか公開できずに今日まできてしまいました。自分自身での発信をどこかで避けていたのかもしれません。

これからこの場をお借りして「議会での発信」と「個人の発信」とを分け、ここでは「個人としての発信」をし、皆様に普段どのようなことを考えているのか、県議会議員としての思い、さらに県議会議員はなにをしているのか?また、議会の舞台裏などざっくばらんにお話しができればと思っています。

初回ですので、これまでのことを少しお話したいと思います。

私が県議会議員になり6年半が過ぎました。初当選直後、はじめて県議会に入った時諸先輩方のとてつもないオーラと、議場の重圧感、議会では空気がとても薄いように感じました。

当選当時、私は36歳でした。私を含め同期の30代の議員は4人でありました。みな優秀で、それぞれ議員になるまでのキャリアも私と全く異なり、まちまちでしたがそれだけにとても刺激を受ける同期たちでした。

県政のこと、社会のことなど、しばしば夜を徹して語り合うことも出来、こうして、30代になって新しい友人が出来たのはうれしかったですね。

そして、この出会いを契機に論理的思考の重要性を強く感じました。結論を導き出すにあたり、論理的思考を重視し県民の皆様に納得できる論理構成を意識するようになり、どのようにゴールをするかまた、結果の紐づけを自分自身で描くように意識を向けるようになりました。この点についてはこれからも研鑽を積んでいきます。

県議会議員となって、沢山の優秀な人たちに揉まれ、師と仰ぐ、先輩議員に育てていただき(この先輩の話は許可をいただいて話せる範囲でいきます)今日までやってくることができました。

初回なのでこの辺にします。